整体伝説
1.サッカーと整体
サッカーに怪我はつきものである。
院長は、相模川R412というサッカーチームを立ち上げた。
これは、まだチームのメンバーが3人であった頃の話。
チームを立ち上げたは良いが、メンバーはたったの3人。
サッカーは11人のメンバーが必要なのだ。
3人では、サッカーどころかフットサルもできやしない。
3トップのフォーメーションで闘おうとすると、フォワードしかいない。
これは、その当時からのメンバーの一人である「NO.4」の物語である。
NO.4は、サッカーに興味などなかった。
友人である院長から熱烈な誘いを受け、このチームに入った。
サッカーの試合を見た回数は、メンバーの中でも圧倒的に少ない。
それゆえ、セオリーが通じない。
相手どころか味方も予想しないパスを出す。
ある意味、このチームのファンタジスタである。
ファンタジスタといっても、サッカーの経験は少なく、練習は必要である。
その日も、院長は、メンバーをホームグラウンドに呼び寄せた。
人数も3人で、スポンサーも付いていないチームである。
チームの運営資金もなかったので、ホームグラウンドといっても、相模川沿いにあるタダで使える土のグラウンドだ。
このグラウンドは、サッカーグラウンドという訳ではなく、多目的グラウンドなのだろうか。
前にサッカー以外のスポーツがおこなわれていると、サッカーゴールが端に寄せられてしまっている。
練習前にサッカーゴールを所定の場所に設置しなければ、シュート練習もできないことになる。
NO.4達は、練習前にサッカーゴールを動かさなければならなくなった。
たった3人で。
サッカーゴールというのは、かなり重いのだ。
通常の11人いるチームであれば、比較的ラクに運べるが、3人だとかなり大変なのだ。
院長は、まだパワー系だが、残りの2人はどちらかといえばスピード系。
しかし、協力しなければ、ゴールは運べない。
3人は、力を合わせ、ゴールを動かし始めた。
NO.4も、腕、膝に力を入れ、ゴールに力を加える・・・
その時であった。
NO.4は、腰に一瞬の刺激を感じた。
まるで稲妻のような刺激である。
「うっ」といううめき声の後に残されたのは、激しい痛みだった。
腰を痛めたのだ。
NO.4は、これにより、サッカーどころか、うまく歩けない。
NO.4 練習を始める前に退場−−−−
今までの活動は何だったのか。
怪我をしたことで、今まで積み上げてきたものが一瞬で吹き飛んでしまう。
NO.4は絶望の底に堕ちていった。
しかし、このチームはこれでは終わらない。終われない。
院長は、NO.4に駆け寄った。
NO.4の身体をすばやくチェックした。
「腰だな」
「タンカを持ってこい!」
と誰にでもなく命じた。
NO.4は、急遽、近くのメンバーの家に運ばれた。
院長の手が光る。
NO.4の骨格を読みとり、痛めた部位を処置していく。
「これで様子を見よう」
NO.4は、見事復活を果たした。
その夜は、NO.4の復活を祝い、深夜まで宴会が開かれた。
そして、院長は、相模川R412のチームドクターの地位に就任したのである。
NO.4は、今でも幸せな生活を送っている。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
教訓:サッカーの練習は、せめて5人そろってからやろう。
※この伝説は事実を元にしたフィクションです。
実在の人物・団体とは関係ありません。
|
ご予約・ご相談は、046−221−5558までお気軽にどうぞ |
|
向日葵せい体院では、肩こり,腰痛,膝の痛み,全身疲労,目の疲れ,筋肉痛,四十肩・五十肩,不眠, 偏頭痛,スポーツ障害,ぎっくり腰,むくみ,冷え性などの症状を改善するソフト整体を行っています。